みんさんこんにちは、未完Laboコミュニティマネージャの軍司俊実です。今回は先日開催されたxR/Flutter Dev Dayの見どころをまとめてお伝えしたいと思います。当日のご参加を逃してしまった方や参加したけれども当日の内容を思い出したい方などに読んでいただけたらと思います!

イベント概要

近年話題のxR領域と新たなネイティブアプリ開発フレームワークFlutter、その2つを1日で学べるDev Dayを未完Projectが開催!現役エンジニアの話を聞き、開発現場のリアルを知り、ハンズオン企画で実際に技術を学ぶことができるイベントになっています。

xR領域は年々拡大しつつあり、VRやARそのものの境界線があいまいになり、より高度に新しい現実を体験できる技術や環境が生まれつつあります。 ネイティブアプリ開発領域では様々なフレームワークや開発環境が生まれては消えてを繰り返して発展してきています。そんな中、Flutterという新たなオープンソースフレームワークが生まれ主流になろうとしています。 今回のイベントではその2つ、xR/Flutterの領域における技術を学ぶイベントです。

  • 現役のエンジニアに開発現場の「今」を聞くことができる 「未完Session
  • 実際に技術に触れてみよう「未完Handson xR/Flutter

Flutterとは
Flutter(フラッター)は、Googleが開発したフリーかつオープンソースのUIフレームワークです。単一のコードベースから、Android、iOS、Linux、macOS、Windows、Google Fuchsia 向けのクロスプラットフォームアプリケーションを開発するために利用されています。

xRとは
xRとは、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)などの多様な新しい現実を提供する技術を総称し、新しい現実体験をまとめて表現できる言葉です。

登壇者紹介

株式会社Gaiax 開発部 西山凌太さん

普段の西山さんの開発は?

株式会社ガイアックスでは開発部に所属し、スタートアップスタジオという、事業の立ち上げや支援などを行うプロジェクトにて、ウェブサイトやモバイルアプリを作る場合にジョインしています。 現在開発しているFreasyというアプリでは飲食店が短期間のクーポンを手軽に発行することができます。

プライベートでもアプリを開発しており、最近リリースしたものにPickStoreというものがありました。 このアプリはブックマークにメモを添えて保存しておくことができます。業務では比較的大きな規模のアプリを開発し、プライベートでは自分の作りたいものを自由に作るという体制で開発をしているようです。

Flutterのメリットとデメリットは?

西山さんはフラッターの技術的なメリットとデメリットにも言及されており、メリットとして以下のようなことが挙げられるとしています。これらのメリットによりスタートアップなど、なるべく早くサービスをリリースしたいフェイズにマッチしているようです。低コストでより早い開発が可能である反面、若い技術であるため複雑な開発ができないというデメリットも挙げられています。

これからエンジニアを目指すためには?

これからFlutterを学習していきたい方は、まずどんなものを作りたいか想像することが大切であり、それから作りたいものをより具体的に思い描くために実際に書いてみて、実装するという流れを取ると無理なく学習していけると思います。そして開発していく中でQiitaやZennと言ったブログを参考にしていくと自然に技術が身に付いて行くと思います。

株式会社VROOM代表取締役 イエノブォーリーさん(昇 宇慶さん)

2016時点ではVR開発を始めるとなると付属品や本体の価格が高く、とてもハードルが高いものでしたが、この時期にポケモンGOが大流行することでAR技術の認知が広がりました。

2017年には個人事業主として活動を開始し、2018年・19年にはモーリーおじさんの冒険と題して海外のVR映像投稿サイトなどに動画を投稿する活動をはじめました。

仏プロジェクトというフィルター製作にも関わりました。さらにVR の開発を広めるべく、様々な人が情報を共有学び会えることを目的としたVRoomと言う VR 開発者のコミュニティを開設しました。

2021年にはバーチャルプラットフォームが続々と展開し始め、バーチャル成人式やバーチャル雪まつり、バーチャル商店街というバーチャル空間上の商店街イベントを開催しました。

現役のエンジニアに開発現場の「今」を聞くことができる 「未完Session

実際の現場ではどんな体制で開発しているの?

軍司:現在株式会社ガイアックスでは西山さんがfreasyというアプリの開発チームのリーダーを務められているととお聞きしましたが、開発チームの人数やどのような開発フローを採用されているか教えていただいてもよろしいでしょうか?

西山さん:現在開発しているFreasyというアプリの開発体制はエンジニアが3名 とプロダクトオーナーが1名の合計4人で開発を進めています。 開発では スクラムを採用しており一週間のスプリントの中でレビュー振り返り計画のミーティングの時間を取って開発をしているようです。フラッターの開発の難しさとしてまだ若い技術であることからオーディオ映像などの機能を加えるとアプリが重くなってしまうという点も挙げられています。

軍司:続いてイェノブォーリーさんは主にVRコンテンツを制作されているとのことですが、VRのコンテンツとなるとよりさまざまな専門スキルを持った方々でチームを構成しているイメージですが、どのような開発体制を採用されているんですか?

イエノブォーリーさん:プロジェクトでの開発はVRooMのコミュニティメンバーと主に活動しています。プロジェクトが立ち上がるたびに、こういう技術できる人いないかな?という形でコミュニティに投げかプロジェクトチームを構成するという手順で開発を進めています。 雪まつりを例に挙げるとメインでの開発メンバーは10名ほど、様々な VR SNS を活用し開発を進めていたため最終的には150名ほどが関わるようなイベントになりました。

xRとFlutterの技術としての未来は?どんな可能性がある?

軍司:Flutterですが、最近ではクロスプラットフォームのフレームワークとして注目されていますが、実際に現場で携わっていて、こういう開発には向いてるがこういう開発には向いていないだろうだとか、今後どういう場面で採用されていくなど、その当たりはどうお考えですか?

西山さん:特にスタートアップなどのアプリケーションの開発マッチしているという実感があります。特にFlutterはマルチプラットフォームフレームワークということもあり、これからライブラリーや開発環境が整うことによりWeb アプリケーションの実装もさらに快適に、広がっていくと思います。 しかし、今の段階では3 D モデリングを用いるようなアプリであったり、複雑な2Dなどを用いるゲームアプリの制作はまだまだ発展途上であると感じています。

軍司:xR分野ですが、ARやVRはすでにゲームなどのエンターテイメント分野、に加えてHololensやGoogleグラスを使った現場での活用事例がありますが、今後どのようにプラットフォームの広がりや可能性、さらには難しさなどがあると感じられていますか?

イエノブォーリーさん:現在ビジネスの領域では企業研修や入社式など、非接触でありながらリアルな体験を提供するようなイベントへ活用される事例も増えています。応用される分野に関しては福祉いやリハビリさらにはメンタルケアやスポーツなどの領域への実装も期待されています。

その反面、開発のコストが高いため地方であったり中小企業の導入は難しい現場にあります。 さらに現場と技術をつなぐ人材の少ないという問題もあります。どういったメリットや面白さ、難しさなどがあるかということを現場とうまく接着する役割が求められています。そのような人材の条件としてまず自分自身が VRを使っており魅力を伝えられることと、オンラインだけでなく現場に足を運び現場の方とコミュニケーションをとりながら活用方法を模索するという力も大切になってきます。

今から学習するには何から始めたらいいの?

軍司:アプリケーション開発フレームワークであるFlutterであれば、やはりUI・UXデザインなどありますし、その当たりの知識はやはり最低限必要んでしょうか?SwiftやKotlinは使えた方が良いのでしょうか?

西山さん:まずフラッターという技術に触れてみることが良いと思います。自分の欲しいものや解決したい身近な課題などを見つけ、それを解消するようなアプリを作ってみることから始めると良いと思います。それから必要に応じてUIやUXなどの周辺の知識を身につけていけばいいと思います。SwiftやKotlinなどのネイティブアプリの開発言語を扱えることに越したことはないのですが、Flutterでの開発においてはコピペで十分だと思います。

軍司:xR領域ではやはりUnityは必須なのでしょうか?モデリングやデザインなど多くの領域の知識が必要なのではないかと思います。これから学びたい方々はどのように学んでいくと良いのでしょうか?

西山さん:まずはARやVRで遊んでみることが良いと思います。 最近は機材も安くなっていますしVRで遊べるサービスもたくさん提供されているので、その中で体験しながら、自分のコスチュームや見た目をもっとこだわりたいとと思った時にUnityやBlenderなどを勉強すると楽しく学習を続けられると思います。

必要な情報はインターネットを検索すればすぐに見つけることができる恵まれた環境にあるので是非活かしてほしいと思います。また、Mogura VRPR Timesというサイトで「VR」と検索していただければ最新の VR の動向を追うことができると思います。 是非見てみてください。

実際に技術に触れてみよう「未完Handson xR/Flutter」

やはり話を聞くだけではなく、手を動かして学ぶことが大切です。ハンズオンではUnityによるARアプリの作成とフラッターによTODOアプリの作成を行いました。 またイベントの一週間前には初学者のためにフラッターと Unity の環境構築会を実施し、運営がサポートしながら一緒に必要な環境を整えていきました。

UnityによるARアプリ作成

AR アプリ開発のハンズオンでは Unity を使って、 AR 開発に必要な環境整備から平面の検知、物体を実際の空間に出現させるところまでを行いました。 に初学者では解決が難しいエラーなどに遭遇しましたがその場にいた参加者や運営からのサポートにより スムーズにハンズオンを進めることができました。

参加者の方々からは「一人でやるより楽しく開発をすることができた」やという声をいただきました。 当日予定されていた画像を認識しそこに物体を出現させるという昨日までの実装には実際に触ってみるというハードルを参加者全員で越えられた実感があります。

ハンズオン参考サイト

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FlutterによるTODOアプリ作成

フラッターのツールアプリ開発ハンズオンでは 、まずフラッターの概要やメリットなどに触れながら、重要な概念であるウィジェットの解説から始まりました。その後 フラッターの基礎的な機能を実装するところから実際にアプリを作成するところまでを行いました。

TODOアプリの作成では フラッターのコンセプトにも触れながらソースコードを解説していきましたまる当日の参加者からは「実際に触ってみることでより興味が沸いた」というような声を頂きました。

ハンズオン参考サイト

最後に

今回の未完xR / Flutter Dev Dayには 株式会社ガイアックスから西山さんと株式会社VRooM代表イエノブォーリーさんにお越しいただき、現場でご活躍するお二人から貴重なお話を伺うことができました。xR / Flutter領域それぞれの現場での開発体制や、技術の未来や可能性、さらに これから学習する人がどのようなことから始めて行ったら良いのかということを知ることができました!

後半のハンズオンでは、少々急ぎ足になってしまったもののトークセッションで興味を持ってくれた方々がAR・Flutterを実際に手を動かして学んでいくことができ、新しい技術にふれる良い機会になったのではないかと思います!


イベントレポートでは紹介しきれなかった本編のYoutubeアーカイブはこちらから視聴することができます!ぜひご視聴してみてください!Youtubeアーカイブはこちらから!

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